総合学習「大好き!長野」

カルチャータイム:長野のりんごの良さを紹介しよう。

 信州大学附属長野中学校の公開授業研究会研究授業:カルチャータイム「大好き!長野」において,メディア評価のための外部講師としてティームティーチングに参加しました。

  日時:1999年5月14日  対象学年:2年生

  場所:信州大学教育学部附属長野中学校 技術室/コンピュータ室   

  指導者:信州大学附属長野中学校 

              竜野 正英 先生,北澤 嘉孝 先生

  外部講師: アップルミュージアム館長 小林 一成 さん

          信州大学教育学部助教授 森山 潤


1.授業の概要

 総合学習として「長野のりんご」をテーマにそれぞれの生徒が個人研究テーマを設定しました。そして,それぞれのテーマに応じて,博物館や農家,農業試験場,商店にフィールドワークを行い,研究テーマを追求しました。

 追求してわかったことを,同じく「りんごの産地」である青森の中学校と電子メールで交流したのですが,「もっとわかりやすく発信する方法を工夫したほうが良い」というアドバイスを頂きました。そこで,追求した成果をホームページやプレゼンテーションソフト,リーフレット,ビデオレターなどにまとめ,「わかりやすく」情報を発信していくことになりました。

 生徒たちは,「情報基礎」を履修している3年生に教えてもらいながら,各グループごとに作品を仕上げつつあります。本時では,そんな生徒たちが外部講師から作品の評価を受けることで,「情報をうまく発信していくにはどうすれば良いか」ということを追求していくことになりました。

2.授業の様子

 ホームページを作成しているグループは,「りんごの品種改良の工夫」,「りんごが消費されるまでの経路」,「りんごの栽培方法と歴史」,「りんごが健康に及ぼす影響」の4グループです。

 プレゼンテーションソフトを利用するグループは,「国内産りんごの特色」,「長野市におけるりんごの役割」の2グループです。生徒は,作業を進めながら,各グループを巡回している外部講師に作品を説明します。

 作品はとても力作ばかりでした。その上で「もっとよりよく伝えるためには…」という視点で,外部講師が作品を評価していきます。「一番伝えたいことを伝えるために,話の順番を入れ替えてみては・・・」というアドバイスを受けたグループは,早速,ページの順番を修正するチームとナレーションのつながりを修正するチームに分かれ,取り組みを始めました。また,「クイズ形式にもっと情報を盛り込んだらどうだろうか…」というアドバイスをうけたグループでは,間違った選択肢を選んだ場合のリンクを単なる「〇×」から,各選択肢がなぜ間違っているのか,正解に近づくには,どう考えればよいのか,などの情報を盛り込めるように相談をはじめました。

3.授業の成果

 総合学習における生徒のプロジェクトを遂行するためには,生徒自身の自己評価がとても重要です。そのため,生徒が自己評価のための評価次元や評価の観点を内在化させることが必要となります。今回の授業では,外部講師を生徒にとっての評価者と位置付けることによって,生徒の自己評価を側面的に支援することができたものと思われます。

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