USA/ニューメキシコ州/アルバカーキ

国際技術教育学会ITEA第66回年次大会
The 66th Annual Conference of ITEA

訪問日:2004年3月(森山 潤)


  第66回の国際技術教育学会ITEAの年次大会が,ニューメキシコ州アルバカーキで開催されました。会場は,市のコンベンションセンター(写真左)と,隣接するハイアット・リージェンシー・アルバカーキ(写真右)です。


  

 アルバカーキは,古い町並みを残す町です。市には,プエブロの文化を伝える文化会館や恐竜等が展示されている自然史博物館,ロス・アラモスにちなんだ原子力資料館などがあります。


 

 今回,日本からは,東京学芸大学の田中先生,愛知教育大学の宮川先生,佐賀大学の角先生,岩手大学の横尾先生,国立教育政策研究所の名取先生,愛媛大学の佐藤と森山などが大会に参加しました。写真は,東ミシガン大学のカードン先生,アル先生らとの夕食の様子です。


 <教材エキヒビジョン>

 エキヒビジョンでは,今年もたくさんの企業が教材を展示していました。また,教科書会社からは,2000年に刊行されたStandards for Technological Literacyに基づいて編集された教科書が展示されていました。その中から,いくつか,目についた教材をご紹介します。

 

 この写真は,注射器とチューブを用いて油圧と同じ原理で操作するロボットアームの教材です。前後の動き,左右の動き,マジックハンドの開閉などの操作をそれぞれ一つずつ接続された注射器で動かしていきます。モーターを用いるよりも,人手は必要ですが,とてもスムーズな動きが印象的でした。

 

  また,例にもれずブリッジに関連する教材が各社から展示されていました。写真左は,ブロックを組み合わせた色々な構造物を制作する教材,写真中央は,コンピュータ上でブリッジを設計し,シミュレーションするソフトウェアです。写真左は,非常に大きくてリアルなブリッジを制作し,かなりの荷重をかけて変形の様子を観察する教材です。

 個人的な印象ですが,今回は,アメリカ独特のキット化されたモジュール教材よりも,どちらかといえば,ハンズ・オンな活動の紹介が目立ったように感じました。写真左は,飛行機の制作,中央は空気エンジンを搭載した模型自動車,右は鋳造でドライバーの柄を制作する教材です。

 

 NASAのブースでは,グローブ・プロジェクトの活動として土壌調査の実験学習(写真中央)や,ライト兄弟になりきって体験するフライトシミュレーターなどが展示されていました。日本で使われているものと似ている教材も多く,参考になるところ,意外なところを楽しむことができました。

 その他,今回は,プレ・カンファレンスでのIMaSTによる統合学習カリキュラム,CTTEにおける教員養成における認証システムの問題,「技術教育における意思決定」をテーマとしたPATT-14カンファレンスの様子を取材しました。これらについては,次のページをご覧下さい。


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