大韓民国/太田市(Korea/Deajon)

教材展示及び韓国の技術教育(概要)
Technology Education in Korea

訪問日:2001年11月(松浦正史・森山 潤)


 韓国の技術教育は,小学校(初等)5年生の実科に始まり,中学校から高校1年生(第10学年)までの技術・家政科,計6年間にわたって実施されています。各学年の教育内容の概要を表にまとめてみました。赤文字部は技術科関係の教育内容です。

学年 週時間 家族と仕事の理解 生活技術 生活資源と環境管理
5学年 (実科2h/w) 私と家庭生活 子どもの栄養と食事
生活用品の製作
電気器具の使い方
電子工作
栽培
コンピュータの使い方
こづかいの管理
生活環境の整頓
6学年 (実科2h/w) 仕事と職業の世界 食品づくり
ミシン
木材加工
飼育
コンピュータの活用
資源の活用
家庭の環境づくり
7学年 (技1h/w
+家1h/w)
私の家族の理解 青少年の食事と栄養
未来の技術
製図の基礎
 
8学年 (技1.5h/w
+家1.5h/w)
  被服
機械の活用
機械の利用
コンピュータと生活
資源の管理と環境
9学年 (技1.5h/w
+家1.5h/w)
産業と進路 家族の食事と管理
電気・電子の基礎
家庭生活と住居
10学年 (技1.5h/w
+家1.5h/w)
家庭生活の設計 家庭生活の実際
エネルギーと輸送技術
建築技術の基礎
 

※限られた資料とヒアリングによって表を作成したため,欠落している部分や,不適切な翻訳が含まれている可能性が高いです。ご容赦下さい。

 

 実科5学年の教科書では,電子工作としてトランジスタやLED,コンデンサ等を用いた回路の製作について説明がなされていました(写真左)。写真右は,この電気・電子回路の学習で利用される教材で,韓国版電子ブロックといったところでしょうか。様々な部品や素子を固定し,簡単に配線することができます。

 

 生命関連技術としては,実科5学年に栽培(写真左)が,実科6学年に飼育(写真右)が取り上げられています。

 

 ICTEで教材展示されていた内燃機関のカットモデル(写真左)と,木製の部品を組み合せてシリンダを操作して水圧でコントロールするロボットアームの模型(写真右)です。いずれも技術・家政科8学年の機械の学習に利用されます。

 

 同じく教材展示で見かけた橋梁模型と,韓国の伝統的な建築様式の模型教材です。技術・家政科10学年の「建築技術の基礎」で用いられます。情報関係の教科書や授業の様子については,ヨ・エン小学校のページで紹介しています。


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