アメリカ合衆国/ユタ州/ケーズビル市

フェアフィールド・ジュニアハイ・スクール
Fairfield Junior High School, Kaysville

訪問日:2000年4月


 

 フェアフィールド・ジュニア・ハイスクールは,ソルトレーク市の北部,ユタ州デービス学区にある生徒数1200名の中学校です。


 

 技術科は,教科「TLC」(Technology,Life and Career)の一部分に位置付けられています。TLCでは,1年間(36週)を3学期(12週ずつ)に分け,TechnologyとHome Economics,Business and Informationの各領域をそれぞれ1学期ずつに割り当てて,実施されています。TLCの授業は週に4〜5時間,1単位時間45分で実践されています。


 この中学校の技術科では例にもれずモジュール・アプローチによる学習指導が行われています。この写真は,ピストンとシリンダを用いて,圧搾空気で作動するロボットアーム「ロボテックス」です。アームの部分は生徒が設計・製作したものです。


 各モジュールに費やす授業時数は,平均して1モジュール当たり3日程度です。中には1日で終わるモジュールもあれば,6日を要するものもあります。モジュール学習の進度はポイント制になっています。生徒は1日の学習活動で20ポイントを取得し,3日間を必要とするモジュールであれば,合計60ポイントを取得すれば,モジュールは完了します。


 この写真は,シム・シティというモジュールにおける生徒の作品です。コンピュータを用いて街や建物を設計し,紙やダンボール等を用いてその模型を製作し,みんなで一つの街のシミュレーションを行っています。


 この写真は,圧搾空気の性質と制御する技術について学習するモジュールです。教材・教具とコースウェアを搭載したコンピュータの組み合わせで各ブースは構成されています。


 この写真は,デジタル・ミュージックと呼ばれるモジュールです。左側のキーボードはMIDI情報の入力と,左側のコンピュータに搭載されているシーケンサーの音源として利用されています。


 教室には,各モジュール別に生徒一人一人のポートフォリオが保管されています。教室に来た生徒達はまず自分のポートフォリオを取り,それぞれ各モジュールのあるブースに分かれていきます。学習の様子は全てポートフォリオに記録され,学習活動の履歴が蓄積されていきます。


 他にもこの中学校では,「フライトシミュレータ」,「リニアモーターカー」,「CNC」,「建築」,「バイオ・テック」,「カービルダー」,「シム・ファーム」,「太陽エネルギー」,「ブリッジ・ビルダー」等のモジュールが実践されていました。


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