アメリカ合衆国/ユタ州/

デービス学区教育委員会
Davis School district, Utah State

訪問日:2000年4月


 第62回国際技術教育学会(ITEA)がユタ州ソルトレーク市で開催されました。今回のITEAでは,日本産業技術教育学会技術科教育分科会の企画によるツアーと学校見学会が開催され,技術科教育関係の研究者,大学院生など,20名近い日本人が参加しました。


 まず最初は,ユタ州デービス学区の教育委員会を訪問し,この学区の教育システム,技術科教育のカリキュラムやスタンダードについて講演を聴きました。


 中学校段階に当たるジュニア・ハイ・スクール(第7〜9学年)では,教科「TLC」(Technology,Life and Careers),高等学校にあたるハイ・スクール(第10〜12学年)では「Foundations of Technology」等の教科のスタンダードが設定されています。


 「TLC」の「Technology」では,コミュニケーション・テクノロジー,エネルギーと力学のテクノロジー,プロダクション・テクノロジー,デザインと問題解決等の内容が設定されています。

 「Foundations of Technology」では,次の7つがスタンダードとして設定されています。

  #1 技術のインパクト
  #2 設計・問題解決のスキル
  #3 未来と現在のテクノロジーに対する評価能力に長けた生活者
  #4 ツール,材料,プロセス,概念の安全で効率的な利用
  #5 情報
  #6 建築,機械,電気,通信,流体
  #7 TSAへの参加

 Davis Applied Technology Centerは,地域のエンジニア養成と技術教育の実践支援に利用されている教育・訓練機関です。中高の技術科の先生方がセンターで研修を受け教材研究を行っています。


 デービス学区の教育システムは基本的に6-3-3制ですが,5-3-1-3制が試行されつつあります。5は小学校,3はミドル・スクール,最後は3はシニア・ハイ・スクールですが,真中の1はフレッシュマン・センターと呼ばれ,ミドル・スクールとシニア・ハイスクールをつなぐ緩衝的な役割を果たす学校段階です。将来的には,この方向への移行が模索されています。


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