USA/ニューメキシコ州/アルバカーキ

教師教育委員会(CTTE)と教員養成事情
Council on Technology Teacher Education

訪問日:2004年3月(森山 潤)


 

 ITEAには,技術科の教員養成の問題について検討するCTTEという組織があります。年次大会では,CTTEの主催するセッションがいくつも準備されます。写真は,CTTEビジネス・ミーティングの様子です。CTTEには,全米の教員養成に関わる大学の教員が参加しています。


CTTEには,その下部組織として次のような9つの部会があります。

  ・Accreditation
  ・Collegiate Student
  ・Graduate Student
  ・Membership
  ・Professional Development
  ・Publication
  ・Research
  ・Undergraduate Studies
  ・Yearbook

 このうち,我々は,Accreditationの議論に参加しました。この部会は,教員養成カリキュラムの認証システムについて検討する部会です。現在,アメリカでは,92の大学で技術科の教員養成を行っています。これらの大学からは年間,約2000名の学生が卒業しています。しかし,技術科の現職の教員は,全米で年間約4000名が退職しているため,目下のところ慢性的な教員不足が問題となっています。


また,全米の教員養成カリキュラムの水準を維持するためにNCATE(National Council for Accreditation of Teacher Education)の認証をうけることが重要な課題となっています。そこで,CTTEのAccreditation部会では現在,ITEAのStandards for Technological Literacyに準拠した技術科教員養成認証システムとして,ITEA/CTTE/NCATE Curriculum Standardsの開発が進められています。

作成中のスタンダードは,以下のサイトから閲覧することができます。

http://teched.vt.edu/ctte/HTML/NCATE1.html

Subject Matter Standards for Technology Education       
     Std1 - The Nature of Technology
     Std2 - Technology and Society
     Std3 - Design
     Std4 - Abilities for a Technological World
     Std5 - The Designed World 

Effective Teaching Standards for Technology Education    
     Std6 - Curriculum
     Std7 - Instructional Strategies
     Std8 - Learning Environment
     Std9 - Students
     Std10 -Professional Growth

 現在,全米でNCATEの認証を受けている大学は,約50%といわれています。大学がこの認証を受けていなければ,例えば他の州の教員になる時や,認証を受けている他の大学の大学院に進学する場合などに,特別なテストや面接にパスしなければなりません。


 

 この他,CTTEはポスターセッションも開いています。今回は,角先生,森山,東ミシガン大学のカードン先生と連名で,ポスターセッションで発表しました。オーラル発表とは異なり,じっくりと議論することができ,楽しむことができました。

 なお,CTTEの詳細については,次のサイトをご覧下さい。 CTTE http://teched.vt.edu/ctte/CTTEMain.html


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