兵庫教育大学教科教育学会紀要第20号,pp.30-36(2007.3)

中学校技術科における学習モジュール導入の試み

松浦正史・森本浩伸・森山 潤

[要約]

 学習時間の低減と生徒の実態から,新しい学習指導法として学習モジュールを提案した。米国のモジュール学習を我国の環境に即して成立要件を検討し,「技術とものづくり」において「木工タングラムパズル」,「ピュータの鋳造」の2つの学習モジュールを開発し,授業実践を行った。その結果,「木工タングラムパズル」では,認知的葛藤による意欲や作品に対する好意的な意識等が向上した。「ピュータの鋳造」では,製作願望による意欲や作業に対する好意的な意識等が向上した。また,これらの傾向は特に,導入の段階において意欲の低い生徒に対して顕著に認められ,開発した学習モジュールが生徒の情意形成に有効であることが示唆された。

[キーワード] 学習モジュール,学習指導要領の改訂,授業時間の削減,多様な経験

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