兵庫教育大学教科教育学会紀要第19号,pp.25-30(2006.3)

高校教科「情報」に対する中学生の意識
〜中学校技術科「情報とコンピュータ」に対する意識との関連性に焦点をあてて〜


森山潤・岩倉鮎美・鬼藤明仁・宮川洋一・松浦正史

[要約]

 本研究では,高校情報科の教育内容に対する生徒の意識として,期待感,不安感,必要感に着目し,中学校技術科「情報とコンピュータ」に対する好き嫌い意識や得意不得意意識及び習得感との関係を検討した。
 中学3年生374名(有効回答320名)を対象とした調査の結果,高校教科「情報」に対する期待感では,中学校技術科「情報とコンピュータ」に対する好き嫌い意識,得意不得意意識,興味関心の習得感,知識理解の習得感など,多くの要因との関連性が認められた。一方,不安感においては,得意不得意意識の影響のみが認められた。また,必要感では,好き嫌い意識,技能の習得感の影響が認められた。これらの結果から,高校情報科に対する生徒の意識が,中学校段階での学習経験との連続性の中で,大きく左右されうる可能性が示唆された。

[キーワード] 高校教科「情報」,中学生,意識,情報教育

戻る