教育システム情報学会誌第23巻第1号,pp.33-39,(2006)

「情報とコンピュータ」における学習の有用性に対する生徒の意識

森山 潤・青木淑香・鬼藤明仁・松浦正史

[要約]

 本研究の目的は,中学校技術科「情報とコンピュータ」における学習の有用性に対する生徒の意識を探索的に把握することである。 中学3年生計429名を対象とした自由記述による調査を実施し,得られた回答を分類・整理した。その結果,「情報とコンピュータ」の授業で学習した「コンピュータの基本的な操作スキル」に対して,多くの生徒が有用性を感じていることが示された。 また,生徒の意識には性別による違いが認められ,女子は男子よりも文書作成や画像処理,キーボード操作等に有用性を感じやすい傾向が示された。 一方,「情報とコンピュータ」の学習に対して生徒は,現在の家庭生活よりも将来の社会生活に対する漠然とした有用性を抱いていると共に,インターネットの活用と現在の生活場面における学習の有用性に対する生徒の意識との間に関連性が生じていることが示された。

[キーワード] 技術科教育,「情報とコンピュータ」,学習の有用性,生徒,意識

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