日本産業技術教育学会誌,第47巻第3号pp.217-227(2005)

中学校技術科の授業に対する意識と生活を工夫する経験との関連

鬼 藤 明 仁・森 山 潤・松 浦 正 史

[要約]

 本研究は, 中学校技術・家庭科技術分野において,授業に対する生徒の意識と生活を工夫する経験との関連性を,「ものづくり」と「コンピュータ」の学習内容別,男女別に検討した。
 その結果,「ものづくり」の学習に関して,男子は,授業の楽しさの度合いが,授業と生活とのかかわりを捉えることに影響していることが示唆された。一方,「コンピュータ」の学習に関して,女子は,他者との関係から,授業と生活とのかかわりを捉えている傾向が示された。また,男女ともに,授業と生活とのかかわりを捉えている生徒は,授業以外の生活においても機会を活かし,工夫を促進していることが推察された。これらの知見から技術科の授業においては,生徒が授業と生活とのかかわりを捉える意識を適切に形成できるよう,教師が支援することが重要であると指摘された。

[キーワード] 技術科教育,生活,生徒の意識,ものづくり,コンピュータ

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