信州大学教育学部 平成14年度教員養成学部フレンドシップ事業報告書
信州大学学長裁量経費による研究報告書(研究代表土井 進),pp218-227.(2003)

第2期「信大You遊広場」の実践−”臨床の知”を求めて−

「ものづくり」で拓くフレンドシップ事業の実践
-「小学生のための技術教室」1999〜2002の取り組みを振り返って-

森山 潤

[要旨]

 本報告は,1999〜2002年度に実施した「信大You遊プラザ」,同「You遊広場」における「小学生のための技術教室」の実践を報告したものである。技術教育研究室の学生を中心に,小学生を対象として,材料加工やエネルギーの利用等の要素を取り入れたものづくりの講座を開講した。題材には,「電流イライラ輪」,「うなり木」,「親子でゲタ作り」,「竹とんぼ」,「合金キーホルダー」,「ロボットコンテスト」,「手作りラジオ」,「ペットボトルキーホルダー」等を取り上げた。そのプロセスでは,臨床の知につながる@題材との出会い,A失敗からの学び,B子どもの目線に立った教材研究,C分業と協業による講座づくり,Dものづくりとコミュニケーション,Eものづくりの喜びと感性等,学生のオーセンティックな学びが展開されていた。これらの実践の成果を踏まえ,フレンドシップ事業の持つ教員養成に果たす役割について考察した。

【キーワード】 教員養成カリキュラム,フレンドシップ事業,臨床の知,ものづくり

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