日本産業技術教育学会近畿支部研究会編 近畿技術科教育研究,第1巻,pp.15-28(1998)

EDMARS書誌情報に基づく技術科教育研究における
キーワード出現頻度の分析

−日本産業技術教育学会誌を対象に−

森山 潤・桐田 襄一

[要旨]

 EDMARS書誌情報を用いて1967年から1994年までの日本産業技術教育学会誌掲載論文,計502件を対象に,キーワード出現頻度を分析した。その結果,以下の4点について,研究動向の特徴が把握された。
 (1)l領域別カテゴリーに分類されるキーワードは,出現頻度0.3%以下が多く,反復して用いられる用語はむしろ限定されている。(2)領域によって研究動向の特徴が見られ,「機械」,「情報基礎」,「電気」領域では教材の開発研究が,「金属加工」,「栽培」領域では専門科学的な研究が,「木材加工」領域では生徒実習における要素作業に関わる研究がそれぞれ主として行われている傾向が認められた。(3)教科教育関係の論文では,教育研究所・センター刊行論文での分析結果(森山・斉藤1997)に比べ,教科の枠を超えたクロスカリキュラム的な研究が行われにくい傾向が認められた。
 以上の結果より,本学会での研究動向を概略的に把握すると共に,キーワードとして用いられている用語について基礎的な量的データを得ることができた。今後は,これらの資料を活用して,学会誌データベースのシソーラスを構築する必要があろう。

【キーワード】 技術科教育,日本産業技術教育学会誌,研究動向,キーワード出現頻度

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