産業教育研究連盟編「技術教室」(農文協発行)通巻第578号(9月号),pp.26-34.(2000)

技術科教育における地域教育力活用と総合学習
〜実態調査とインターネットを利用した教育情報の交流〜

森山 潤・町田豊文

[要旨]

  2002年度から完全実施される新学習指導要領では,「開かれた学校づくりを進めるため,地域や学校の実態に応じ,家庭や地域の人々の協力を得るなど家庭や地域社会との連携を深めること」が指摘されている。また,「実践的・体験的な学習」が一層重視され,家庭・地域との連携をはじめ,創意工夫を生かした特色ある教育,学校づくりが益々求められている。
 技術科教育ではこれまでにも「地域人材」や「地域素材」,「地域社会との交流」等を学習指導の工夫として取り上げた実践が数多く展開されている。しかし,相次ぐ時間数削減,教育内容の精選という問題に対処するためには,これまでの教科学習における地域教育力の活用と「総合的な学習の時間」との連携を深め,総合学習として発展的に展開することが重要であると考えられる。
 本稿では,長野県を例に,技術科教育における地域教育力活用の実態を明らかにすると共に,今後の実践に向けた支援として,地域教育力に関する教育情報ネットワークの例を紹介した。その上で,総合学習の展開に向けた基本的なフレームワークを整理した。

[キーワード]技術科教育,地域教育力,総合学習,教育情報ネットワーク

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