京都教育大学教育実践研究年報第10号pp.225-239(1994)

コンピュータ学習の指導手順に関する一考察
〜技術・家庭科「情報基礎」領域を中心として〜

桐田襄一・森山 潤

[要旨]

 コンピュータ学習は学校教育の全課程で実施され,とりわけ中学校技術・家庭科「情報基礎」領域において中心的に学習指導が展開されている。コンピュータ学習を学校教育で一貫性を持たせて学習指導するためには,子どもの発達段階に沿った学習内容の範囲と程度を明確にする必要がある。本稿では,コンピュータ学習に必要不可欠な学習内容の範囲と程度,及び子どもの発達段階に沿った学習指導を展開するためにの課題設定の手順を提示することを目的とした。そのために,「情報基礎」領域を中心にコンピュータ学習と情報活用能力の育成との関連,子どもの発達段階との関連,及び熟練者の行動分析との関連から考察し,コンピュータ学習の実践レベルを設定し,そのレベルごとに学習内容を整理した。また,これらの考察を総合し,担当教員がコンピュータ学習の指導を展開する際,参考となる課題設定の手順を示した。

[キーワード]技術・家庭科「情報基礎」領域,コンピュータ学習,行動分析,学習内容の範囲と程度

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