日本産業技術教育学会技術科教育分科会編「技術科教育の研究」第1巻pp.47-52(1995)

プロジェクト・メソッドを意識した学習指導における授業分析のためのカテゴリー・システム

森山 潤・桐田襄一・喜田憲恵

[要旨]

 技術科教育は,社会的場面におけるプロジェクトの遂行能力を育成するために,固有の課題解決学習を展開することが重要である。そのためプロジェクト・メソッドを意識した学習指導が導入されている。しかし,プロジェクト・メソッドとしての学習効果は,一次・連合・付随反応などの学習反応を授業分析を通して判定する必要があり,これにかなう分析基準が必要である。本稿では,子どもの技術的活動を中心に,プロジェクト・メソッドとしての学習効果を把握するために,授業分析のためのカテゴリー・システムをOSIAのサブ・カテゴリーとして試作した。この枠組みを用いて「木材加工」領域の授業を対象に,S-T分析による授業パターンの把握,教授行動カテゴリーの分析,学習行動カテゴリーの分析を行い,試作したカテゴリー・システムの利用可能性について検討した。

[キーワード]技術科教育,プロジェクト・メソッド,授業分析,カテゴリー・システム

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