兵庫教育大学研究紀要第32巻,pp.107-113(2008)

インターネット被害に対する高校生の不安
―メディア利用状況との関連性に焦点をあてて―

森山 潤・鬼藤明仁・高田美那子・宮川洋一・松浦正史

[要旨]  

 本研究は,インターネット被害に対する高校生の不安とコンピュータや携帯電話などのメディアの利用状況とを調査し,それらの関連性を検討した。その結果,インターネット被害に対する不安が強いことは,1日の利用時間が長いこと,及びインターネットへの興味が高いことに関連があると推察された。また,インターネット被害に対する不安は,使用機器によって相違があり,PC使用者は携帯電話使用者に比べて,ウィルス感染に関する不安の強いことが示された。一方,携帯電話使用者はPC使用者に比べて,ネチケット違反に関する不安が強かった。以上の結果から高校情報科では,このような生徒の意識実態に基づいて適切に情報モラル教育を展開することの重要性を指摘した。

キーワード: インターネット,被害不安,メディア利用,高校生,教科「情報」

 

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