兵庫教育大学学校教育研究センター紀要「学校教育学研究」,第19巻,pp.87-96,(2007)

ビジュアルプログラミングの学習を支援するWebコンテンツの開発

宮川洋一・森山 潤・松浦正史

[要旨] 

 本研究の目的は,イベントドリブン型ビジュアルプログラミング環境における生徒の問題解決を支援するWebコンテンツを開発し,その効果を実践的に検討することである。Micorosoft VisualBasicを環境とした題材「オリジナルスロットゲームづくり」を事例に,基礎・応用・トラブルシューティング等のカテゴリで構成される動的なWebコンテンツを作成した。中学3年生110名を対象とした実験授業において開発したWebコンテンツを使用した結果,@学習内容の確認とトラブルシューティングという二つのアプローチから参照行動が生起すること,Aプログラミングの各場面での問題状況に即して必要な情報をピンポイントで収集していること,B参照行動には,一部のコンテンツを数回のみ使用するタイプと,多くのコンテンツを繰り返し使用するタイプに分けられること,CWebコンテンツの使用が,オブジェクトの機能化や動作チェック,エラーの修正等の問題解決過程に有効であることがそれぞれ示唆された。 これらの知見は,今後のオンライン参照型学習リソースの開発・活用に向けて基礎的資料となろう。

キーワード:プログラミング、「情報とコンピュータ」、イベントドリブン型ビジュアルプログラミング,Webコンテンツ、技術科

 

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