日本産業技術教育学会誌第49巻第4号,pp.315-321,(2008)

ペルチェ素子を用いた温度差発電学習教具の開発と授業実践

山本利一・森山 潤・角 和博・池上康之

[要旨] 

 日本のエネルギー需給のバランスは不安定な状況であり,化石燃料に代わる再生可能なエネルギーの利用拡大が求められている。そこで,本稿では,温度差エネルギーについて実験を通して学習する教具を開発し,エネルギー問題に対する興味・関心を高めて,それらを身近に捉えさせる取り組みを行った。
 教具は,2つの水槽に温度差のある水を入れ,ペルチェ素子を活用し,その温度差から熱電発電するものである。教具には,水槽の温度,ペルチェ素子の表面付近の温度,発生電圧,負荷電流を測定するメータが取り付けられている。実験授業で,これらの教育効果を検証した結果,エネルギー問題に対する意識が高まり,自分たちでできる省エネルギーの具体的な事例を指摘できるようになった。 

キーワード:エネルギー問題,温度差発電,教具,ペルチェ素子,実験授業

 

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